第15回Smalltalk勉強会
Post date: Nov 16, 2009 12:15:25 PM
11月のSmalltalk勉強会の日程が決まりました。下記の要領で行います。
日時: 2009/11/27(金) 19:00- (2,3時間程度)
テキスト: 「自由自在Squeakプログラミング」
※テキストは補助的なものです。
年末を飾るテーマは「Scratchで学ぶSqueakハッキングテクニック」。サイバー大学客員教授の阿部さんによるハンズオンセミナーです。
以下、阿部さんによる概要:
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面白いソフトウェアがあるとき、その中身をのぞいたり、いじったりしたくなりませんか。たとえば、メニューに機能を追加したり、ボタンを5ドット右にずらしたりとか。もし英語にしか対応していないなら、日本語で使いたいのも人情です。
もちろん、Squeak(Smalltalk)ではそれができます。でもどうやって?
このあたりのノウハウは文書化しにくく、尋ねても「ここをひねって」「どーんといく」など、訳の分からない答えが返ってくることもあります。(たぶん)私だけかもしれませんが、Smalltalkerはどこに何があるかなんて憶えていません。アタリを付ける方法を知っているだけです。
今回のSmalltalk勉強会では、Scratchを題材にこのようなメタな技術(バッドノウハウ?)を皆さん自身が発見する方法をお手伝いできればと思っています。ご存知のようにScratchは子供用のプログラミング環境ですが、わざわざ古いSqueak 2.8(MIT Squeak)まで時間を巻き戻して作り直しただけに筋がよく、邪悪な部分があまりありません。これもジョン・マロニーさんの人徳でしょう。
今回はScratch自体で遊ぶことを目的にしていませんが、もし使ったことがない人は一度試してからご参加ください。たとえば、以下のWebサイトや本が参考になるでしょう。
- http://www.atmarkit.co.jp/fwcr/design/index/index_program.html
- http://info.scratch.mit.edu/Languages
- http://www.cutt.co.jp/book/978-4-87783-217-9.html
その際、軽めのテーマ(追加したい機能や変更したい部分など)を見つけて来てもらえるとよいかもしれません。当日はペアプロかグループワークを行うことを考えています。また、参加する方はSqueakの基本的な操作ができる(ブラウザやインスペクタが使える)ことを期待しています。
使用するScratchのバージョンは1.4です。以下からダウンロードしてインストールしてください。
通常のScratchはソースコードにアクセスできないようになっているので、以下のScratchSource1.4.zipとSqueakV2.sources.gzも必要です。それぞれ展開して、Scratchをインストールしたフォルダに入れます。
- https://wiki.scratch.mit.edu/wiki/Scratch_1.4_Source_Code
- http://ftp.squeak.org/2.0/SqueakV2.sources.gz
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デモなしだとわけわかだと思いますが、資料をアップしました。(2009/12/5)
http://scratch.mit.edu/projects/abee/778385
作成したサンプルコードはこちら。
http://squeakland.jp/abee/tmp/scratchHackingExample.cs
これをファイルインすると「動き」に「move ( ) turn ( )」、「調べる」に「time now」、「演算」に「evaluate ()」の3つのブロックが追加されます。
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ノートPC持参で、ふるってご参加ください!
なお、参加表明は特に必要ありません。ふらりとどうぞ。気になる方は「お問い合わせ」からメールを送っていただいても良いです。